激しい痛みの正体!「陥入爪(かんにゅうそう)」をわかりやすく解説
歩くたびにズキッと痛む足の指の側面。よく見ると、爪が皮膚に食い込んで赤く腫れている…。これは、多くの人が悩まされる足のトラブル、**「陥入爪(かんにゅうそう)」**かもしれません。
陥入爪は日常生活に大きな支障をきたすことがあります。この記事では、陥入爪とは何か、その原因と自分でできる予防法をわかりやすく解説します。
陥入爪とは?
陥入爪とは、爪の端(側縁)が周りの皮膚や軟部組織に食い込み、痛みや炎症を引き起こしている状態を指します。特に足の親指に起こることが多いです。
-
症状:
-
初期:爪が食い込んでいる部分の赤みや軽い痛み
-
進行:強い腫れや激しい痛みが生じる。さらに悪化すると、細菌感染により**化膿(膿が出る)したり、「不良肉芽(ふりょうにくげ)」**と呼ばれる、出血しやすい赤い組織が盛り上がったりします。
-
※よく似たトラブルに「巻き爪」がありますが、巻き爪は爪そのものが内側に変形して巻いている状態です。陥入爪は、爪が巻いているかどうかに関わらず、爪の先端や角が皮膚に刺さっている状態を指します。ただし、巻き爪が原因で陥入爪になることもあります。
なぜ陥入爪になってしまうのか?主な原因
陥入爪の主な原因は、足の指に不適切な力がかかることにあります。
1. 間違った爪切り(深爪)
これが最も一般的な原因です。 爪の角を深く切りすぎる「深爪」や、爪の両端を斜めに切り落とす「バイアスカット」をすると、爪が短くなった分、指先の皮膚が盛り上がります。次に爪が伸びてくるときに、この盛り上がった皮膚に爪の端が刺さりやすくなり、陥入爪を引き起こします。
2. 合わない靴や圧迫
先の細い靴、サイズのきつい靴、ハイヒールなどを履くと、足の指が常に横から圧迫されます。この圧迫が爪を皮膚側に押し付け、食い込みの原因となります。
3. 足への過度な負担や変形
激しい運動や長時間の立ち仕事による足指への強い衝撃や、外反母趾や扁平足といった足の変形がある場合も、特定の部位に圧力が集中し、陥入爪を引き起こしやすくなります。
陥入爪を予防する2つのポイント
陥入爪は、日々の心がけで予防することができます。
1. 正しい爪切り「スクエアオフ」を徹底する
-
長さを守る: 爪の先端の白い部分を少し残すか、指先と同じくらいの長さに揃えます。深爪は絶対に避けましょう。
-
形を整える: 爪の先端を直線的に切り、**両端の角だけを少し丸める「スクエアオフ」**の形にします。爪の角を残すことで、爪が皮膚に埋まるのを防ぎます。
2. 足への圧迫を避ける
-
靴を見直す: つま先にゆとりがあり、指が無理なく動かせる靴を選びましょう。
-
保湿と衛生: 足の皮膚を清潔に保ち、乾燥を防ぐための保湿ケアも大切です。
痛みがある場合は早めの対策を
軽度の陥入爪は、正しい爪切りと生活習慣の見直しで改善することもあります。しかし、**強い痛み、腫れ、化膿、出血、そして肉芽(赤い組織の盛り上がり)**がある場合は、自宅で無理に対処しようとせず、まずは皮膚科への受診をしてください。傷が治り次第当院でのケアが可能になります。
炎症反応は見られないが、痛みがある、違和感が気になる場合は初めから当院でのケアが可能ですのでお気軽にご相談ください!
当院ではペディグラス法によるケアを行っております。まずは爪の状態を確認し、必要に応じて補正器具の取り付けを行います。
悪化してしまう前に早めの対処をおすすめします。
お問い合わせはお電話、LINE、メールからお待ちしております。


























































