巻き爪にならないための正しい爪切り:自宅でできる簡単予防法
「爪切りなんて、どれも同じ」そう思っていませんか? 実は、爪の切り方を少し変えるだけで、痛みや炎症を伴う巻き爪を予防することができます。
巻き爪は、爪の両端が内側に湾曲して皮膚に食い込む状態を指します。進行すると激しい痛みを伴い、歩くことすら辛くなることも。今回は、巻き爪にならないための正しい爪切り方法をプロのライターが解説します。
巻き爪の原因は「間違った爪切り」だった?
巻き爪の原因はさまざまですが、最も多いのが「深爪」です。爪を短く切りすぎると、指先の皮膚が盛り上がり、爪が伸びるのを邪魔してしまいます。その結果、爪がまっすぐ伸びられず、内側に巻いてしまうのです。
また、爪の角を丸く切る「ラウンドカット」も、巻き爪を悪化させる原因となります。爪の角がなくなることで、爪にかかる圧力が分散されず、爪全体が内側に圧迫されてしまうのです。
巻き爪を予防する正しい爪切りの方法
巻き爪にならないためには、次の3つのポイントを意識して爪を切りましょう。
1. 爪の長さは「指先と同じ」か「少し長め」に
深爪は絶対にNGです。爪の白い部分が少し残る程度、もしくは指先と同じくらいの長さに揃えるのが理想的です。特に、足の親指は体重がかかりやすく、巻き爪になりやすいので注意しましょう。
2. 形は「スクエアオフ」に切る
爪の形は、**「スクエアオフ」**を意識して切ります。これは、爪の先端を直線的に切り、両端の角だけを少し丸く整える方法です。爪の両端にわずかに角を残すことで、爪がまっすぐ伸びるためのガイドとなり、巻き爪を予防できます。
3. 爪切りは入浴後がおすすめ
爪が硬いと、切る際に強い力が加わり、爪が割れたり変形したりすることがあります。お風呂上がりなど、爪が柔らかくなっているときに切るのがベストです。
爪切り以外の巻き爪予防法
爪切り以外にも、巻き爪を予防するためにできることがあります。
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自分に合った靴を選ぶ: つま先を締め付けるような靴は、指に不自然な圧力をかけます。つま先にゆとりのある靴を選びましょう。
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足の指を動かす: 意識的に足の指を動かすことで、血行が促進され、健康な爪の成長を促します。
まとめ:爪切りを見直して健康な足へ
爪切りは日々の習慣ですが、そのやり方一つで足の健康を大きく左右します。深爪を避け、スクエアオフの形で切ることを意識するだけで、巻き爪のリスクを大幅に減らすことができます。
今日から正しい爪切りを実践して、健康で美しい足元を目指しましょう。もし痛みがひどい場合は、自己判断せず、足爪補正士の資格を持つスタッフがいる当院にご相談ください。巻き爪をはじめ、フットケアを行なっております。